国民皆背番号制『マイナンバー制度』始まる！【監視下に置かれた人々】

国民皆背番号制度の『マイナンバー制度』が、来年１月１日から始まる。

　わたしらのように、そこそこの年齢になったら、結構な個数[こかず]の『番号』を持っている。

　当たり前の事では有るが、生年月日や住所番地を初めとして．．．、
　健康保険証番号に運転免許証番号。銀行口座番号などは、その取引口座毎に付けられているし．．．、

　クレジットカード番号も、発行会社数（持っている枚数）だけ有るわけだし、

　もちろん電話も、固定と携帯２つは持ってる。

　それらに加えて、自営業ならではの『納税者番号』まで、御上によって付けられている。

　わたしのプライベートには、沢山の番号を．．．自分でも覚えきれない数の『番号』を持って、日々暮らしている訳である。

　そして、その多くの番号を“紐付け”して、たった一つの番号でわたしに自信の生活状況を『管理』しようとするのが、『マイナンバー』制度である。

　『マイナンバー』と言うわりには、お国から「あんたは、コレ！」と、『住基（台帳）番号』と同じように強制される『背番号』なのだ。

　普通、『マイ〇〇』と言えば、自分の好きなタイプを選べるものであるが、．．．例えば、『マイ・カー』なら自家用車のタイプであるとか．．．、

　『マイ・ホーム』なら、無理をしても戸建てを買ったりして．．．。

　しかし、１億数千万の日本国籍を持った『国民』全てが、「わたしコレがいいゎ！！」といって、決められるものではない。

　だから、忌み嫌う『４』とか『９』がられるされても、「この番号は、嫌です！」と言えないのだ。

　しかし．．．、その押し付け“マイナンバー”さえ、その桁数がどれくらいなのか？、インターネットで検索しても、Wikiっても、不明なのである。

　わたしはこの時点で、色々考えてみた。

　マイ・ナンバーと言うのだから、『番号』という数字の羅列であろう・・・と。

　ただ、今のわたしには、そんなに大きな数字は覚えられない。自分の名前さえ、おぼろげになるかも知れない“この歳”になって、自分の番号が（桁数は分からないが）憶えられるとは思えない。

　４人の子どもの生年月日さえ、自信が無いような．．．この歳になって・・・である。

　思うに、仮に．．．仮に『都道府県番号』の二桁を付けて、東京の住民数だけ番号で割振りしたら．．．、1,300万人に1番から順に付けて．．．８桁。これに都道府県番号１３（東京）、２７（大阪）などと．．．２桁足して、１０桁になる。

　このままでは、適当な番号を打てば、誰かに命中するので．．．、
　末尾の方に『チェック・デジット』という、POSシステム（バーコードなどで利用されている、番号の羅列の真偽を確認する数字）を最低１桁．．．あるいは、新たなロジックで計算した桁数を付けて２桁にすると．．．。

　１２桁の番号となる。

　もっと単純に、一億数千万人の国民に、順に番号を付けるとして．．．、
　これだけでも、９桁になる訳で．．．。

　何れにしても、そんな桁数を数字を覚えられるわけが無い。

　もし、この番号を名札代わりにして、わたしが近い将来なるだろう『徘徊老人』になった時の『識別番号』で首から下げていた．．としたら・・・。

　この番号で、わたしの家族の住所がわかるかも知れない．．．で、帰宅・・となれば、有り難いのであるが．．．。

　この番号には、わたしの『納税者番号』や『銀行口座』番号。もっと詳しくは、『生年月日』から年齢。所有資産．．．などなど、手に取るように分かってしまうのである。

　この番号が、それこそ詐欺師や“心無い行政マン＝他人の生活保護費をちょろまかす様な市職員”に知れたら．．．。

　貰えるはずの目減りした『年金』まで、盗み取られるかもしれない．．．わけである。

　自分自身の生活を、自己責任に於いて『管理』しているつもりが、すべて白日の下にさらされる．．．そんな『マイナンバー』だったとしたら．．．。

　わたしは今夜から、年末１２月の『マイナンバー』配付まで、生きて行く自信が無い訳で．．．。

　そこまでして『税金』を吸い上げたいのか？。個人の生活に介入したいのか？。などと、

　『マイナンバー制度』を法案可決した国会議員の、心の中を疑いたくなる、今日この頃である。