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子達には言ってないけれど、「お前たちのお母さんの悪性腫瘍に“完治”は無いんだよ」 [日常]
連れの容体は、あまり変化が無い。
腫瘍マーカーと言われる、血液中の特異なたんぱく質は、化学療法を続けている今も少しずつ上昇してきている。
一時期は、正常値の数十倍から数百倍有った(マーカーの)値が、正常値内ではあるが少しずつ上がってきている。
それ以上に、抗がん剤の副作用は、都度酷くなるばかり...。
血中の成分球(白血球・好中球・赤血球・血小板等々)の減少も酷くなり、予定通りに治療を受けられない日が有った。
もちろん『外科的切除』が出来た訳では無いので、原腫瘍は小さくなったとは言え、内臓に残ったままである。
少しの(重苦しい)痛みに、息を詰まらせたり、溜息を繰り返そうものなら、
傍に居るわたくしの腹具合も悪くなる。
無駄にイライラしたり、冗談に対して本気の「黙れ!」的嫌味を、わたしに浴びせかけたりする。
傍に居たくなくても、少しの間も離れられない...、何かあったら..とか心配で...、
息苦しいけれど、そばに居ないと・・・とか思ってしまうのである。
4人の子供たち、特に東京に暮らす末娘には、「お前の母親は、油断できない状況なんだよ」とは言えない。
その末娘も、年末で仕事が忙しいのか?、以前なら毎月のように大阪へ帰ってきていたのだが...、この年末は、自分の同窓会で1泊2日、とんぼ返りで東京へ戻ってしまうらしい。
そういう時は、こちらの家にも泊まらずに、友人宅に転がり込むのが恒例(?)になっている。
せめて、夕飯でも一緒に食べてほしいのであるが...、
連れの体調が悪い時は、大好きな寿司やなま物、生野菜のサラダなども食べられない連れだから...。
がん宣告を受けて、2度目の正月がやって来る。
この一年、諦め半分でやってきたけれど...、
あと何回、除夜の鐘を連れと一緒に聞けるのだろう?