３週間ぶりに息子の帰宅。「晩ごはん、何食べる？」で苦笑。

　今日、ようやく我が家の長男が帰宅した。３週間ぶりである。

　我が家は、他人にアパートの部屋を貸す、大家業なのに．．、その長男にして４兄弟の３番目、唯一の“男子”である息子が、ほぼ『ホームレス状態』で．．、

　友人、知人の家を（男女を問わず）泊りまわっている。

　既に、学校を卒業し、２年という月日が過ぎている．．、と言うのに、殆ど家に帰って来ない。

　その息子が、フットサルをやった帰りに、“晩ごはんを食べに”帰って来たのである。

　そう、晩ごはんを食べた後は、また友人宅へ出かけるのである。彼が、自分の布団で寝なくなってから、何日になるだろう？

　２０日か？・・いや、一ヶ月？。記憶が無いくらいの、日が過ぎた。

　さて、ここで問題の『夕飯メニュー』の話であるが．．、

　いつものように、連れがわたしに尋ねる。
「今晩、何食べたい？」

　答えて、わたしもいつものように、
「何でも、いいゎ。・・鍋でもするか？」

　・・と、普段なら、「わかった、適当に作るゎ．．。」で、メニューが彼女の腹で決まるのだ。

　しかし！、今日は、そこで終わらない。
　一人息子の“御帰還”とあって、そう易々と決まらない。

「そう？．．どうしようかなぁ？、鍋でいいかなぁ？．．．うぅ～ん．．。」と、迷いまくる連れ。

「いつものように・・とは、行かんのか？」と尋ねると、

「今日は、〇〇くん（息子）が食べるから．．．。」と言う。

「なんや？、いつもの“食事”は、そんなレベルが低いんか？」
「．．まぁ、いつもは３人（長女とわたしと連れ）やから、適当やし．．．。」

「えぇ！？ホンマ（本当）に適当やねんやん。・・
・・まるで、『いつもは、ドッグフードやけど、今日は“猫”が帰って来たから、猫缶を買いに出かけなくっちゃ！』的な考え方かい！」と．．、

　結局、どっちもあまり上等ではないが、気持ちだけ“レベルアップ”したメニュー．．．という事らしい（笑）。

　しかし、．．息子の帰還が夕飯のメニューを左右するとは．．．。我が家のエンゲル係数も、知れたものである。・・・という話。